
PLAUD Note vs iPhoneボイスメモ比較|3万円の専用機は本当に必要か?
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結論
「会議・商談を自動で文字起こしして議事録にしたい」なら、PLAUD Noteが圧倒的に楽。 「たまに自分のメモを録音したい」だけなら、iPhoneボイスメモで十分足ります。 この2つの違いは"機能"より"手間のなくし方"です。
私がこの比較を書く理由#
会社員をしながらAIツールを試してきた私は、音声メモだけで969本以上の録音を残しています。最初の半年はiPhoneボイスメモだけで回していました。それで間に合っていた時期もあったし、限界を感じてPLAUD Noteを買った瞬間もありました。
「3万円出す価値があるのか」という問いは、私自身がずっと持っていたものです。結論から言えば、使い方次第でどちらも正解になるのですが、その"使い方の分岐"を曖昧にしたまま買って後悔している人を多く見かけます。この記事では、その分岐条件を具体的に書きます。
まず「iPhoneボイスメモ」で何ができるか整理する#
iPhoneボイスメモは、録音・再生・トリミング・共有といった基本機能を無料で使えます。iOS 17以降では「強化された録音」というモードも追加され、バックグラウンドノイズの除去もある程度できるようになりました。
メモ
iPhoneボイスメモで録音したファイルはm4a形式で保存され、AirDrop・メール・iCloudで共有できます。WhisperやNotionのAI機能など外部ツールに貼り付けて文字起こしする運用も可能です。
ただし、iPhoneボイスメモ単体では文字起こしはしてくれません。録音→文字起こし→要約の一連の作業を、自分でアプリ間をまたいで手動でやる必要があります。私の体感では、1時間の会議を後から処理すると、合計で15〜20分の追加作業が発生していました。
PLAUD Noteが「何を自動化」しているのか#
PLAUD Noteは、録音・文字起こし・AI要約をデバイスとアプリが一気通貫でやってくれるツールです。iPhoneのMagSafeに貼り付けるだけで「勝手に録れて、勝手に文字になる」という体験が最大の特徴です。
手順
- PLAUD NoteをiPhoneのMagSafeに貼り付ける(または卓上に置く)
- ボタン1つで録音スタート
- 会議が終わったらボタンで停止→アプリに自動同期
- アプリ内で文字起こし・要約が数分で完成
- テキストをコピーしてSlack・Notionに貼るだけ
この「ボタン1つで始まって、テキストが出てくる」という体験は、iPhoneボイスメモ+外部文字起こしツールの組み合わせでは再現できません。操作の摩擦が全然違います。
機能・スペック比較表#
| 項目 | iPhoneボイスメモ | PLAUD Note |
|---|---|---|
| 価格 | 無料 | 本体 約30,000円+月額プラン |
| 文字起こし | ×(別アプリが必要) | ◎(自動・アプリ内完結) |
| AI要約 | ×(別途設定必要) | ◎(議事録・アクション抽出) |
| 操作ステップ数 | 3〜5ステップ(外部ツール込み) | 1ステップ(ボタン1つ) |
| 音質 | 普通(単一マイク) | 高め(360度収音・ノイズ軽減) |
| バッテリー | iPhoneに依存 | 独立(約30時間連続録音) |
| 多言語対応 | △(Whisper連携時) | ◎(40言語以上) |
| 携帯性 | iPhoneと一体 | 名刺サイズ・MagSafe装着 |
「iPhoneで十分」なのはこんな人#
デメリット
- 録音の頻度が月に数回以下
- 文字起こしは後から自分でやっても苦にならない
- 主な用途が「自分向けのメモ録音」で議事録不要
- まずAI活用を試してみたい段階(投資を最小化したい)
この条件に当てはまるなら、無理に3万円を出す必要はありません。iPhoneボイスメモ+ChatGPTのWhisper文字起こし(有料プランで使えるGPT-4o音声機能)の組み合わせで、月2,000〜3,000円以内に収めながら近い体験ができます。
「PLAUD Noteが要る」のはこんな人#
メリット
- 週に3回以上、会議・商談・インタビューを録音している
- 録音後の処理を忘れたり後回しにして積ん録になりがち
- 複数人が話す場面で「誰が何を言ったか」が重要
- iPhoneを卓上に出せない場面(カバン・ポケット録音)がある
- 議事録作成に毎回30分以上かかっていて、その時間を削りたい
私自身がPLAUD Noteを買ったのは、週5本ペースで商談を録音するようになってからでした。後から文字起こしする作業が積み上がって、週末に2〜3時間を処理に使うようになったタイミングです。「録音したら終わり」にできるかどうかが、購入判断の一番大きな軸でした。
注意
PLAUD Noteには本体代の他に、月額のAIプランが必要です(2026年6月時点。プランにより文字起こし時間に上限あり)。本体だけ買っても文字起こし・要約機能は使えないため、実質的なコストは本体+月額プランの合計で考えてください。
「手間の比較」で見ると差が際立つ#
機能の差より、実際の「作業フロー」の違いのほうが体感に直結します。
iPhoneボイスメモで1時間の会議を議事録にするまでの流れ(体感)
- ボイスメモで録音(会議中)
- 録音ファイルをWhisperやNottaにアップロード(5分)
- 文字起こしが完了するまで待つ(5〜15分)
- テキストをコピーしてChatGPTに貼り付けて要約プロンプトを書く(5分)
- 要約をNotionなどに貼り付けて整形(5〜10分)
合計:体感で20〜30分の後処理
PLAUD Noteで同じ会議を処理する流れ
- ボタンで録音スタート・ストップ(会議中)
- アプリを開いて文字起こし・要約ボタンを押す(1分)
- 完成したテキストをコピー・貼り付け(2〜3分)
合計:体感で3〜5分
週5本の会議があるとすると、この差は週に100〜125分。月換算で400〜500分(6〜8時間)の作業削減になります。自分の時給を考えると、半年〜1年で元が取れる計算になることも多いです(あくまで目安で、効果には個人差があります)。
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購入を迷っているなら「この1週間」を数えてみて#
買う前にやってほしい確認が1つあります。
「この1週間で、録音した音声を後から文字に起こした回数」を数えてください。
- 0〜1回:iPhoneボイスメモで当面は足りる
- 2〜3回:グレーゾーン。費やした後処理時間を時給換算してみる
- 4回以上:PLAUD Noteへの投資を真剣に検討する価値あり
この数え方が一番シンプルな購入判断の基準になります。「便利そうだから欲しい」という感情より、「毎週何分が消えているか」という実数で判断するほうが後悔が少ないです。
まとめ:分岐条件を一言で#
録音の後処理を「自動化したい」なら PLAUD Note。「たまに使う」なら iPhoneボイスメモ。
iPhoneボイスメモが劣っているわけではありません。無料で使えて、シンプルな用途には十分です。ただ、「録ったはいいけど処理してない」「文字起こしが面倒で後回しになる」という状況が続いているなら、その摩擦を取り除くのがPLAUD Noteの本質的な価値です。
3万円という金額を「ガジェット代」ではなく「週1時間の作業自動化への投資」として見られるかどうか。それが判断の分かれ目です。
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PLAUD Noteの文字起こし精度はiPhoneボイスメモ+Whisperと比べてどう違いますか?#
どちらもWhisperベースの技術を使っており、静かな環境では精度に大きな差はありません。差が出るのは複数人が同時に話す場面や、雑音が多い環境です。PLAUD Noteは専用マイクと音声処理を組み合わせているため、複数話者の聞き分けや雑音下での認識精度が体感で安定している印象です。ただし絶対的な精度保証はなく、専門用語や固有名詞の誤認識はどちらも起こります。
iPhoneボイスメモで録った音声をPLAUD Noteアプリに取り込めますか?#
2026年6月時点では、PLAUD Noteアプリへの外部音声ファイルのインポートは公式にはサポートされていません。PLAUD Noteのアプリ機能(文字起こし・要約)はPLAUD Noteデバイスで録音したファイルを前提に設計されています。iPhoneボイスメモの音声は別の文字起こしツール(NotionのAI・Notta・Whisperなど)を使って処理する必要があります。
月額プランなしでPLAUD Noteだけを買っても使えますか?#
本体単体での録音(音声ファイルの保存)はできます。ただしAI文字起こし・要約・話者識別などの主要機能は月額プランへの加入が必要です。「まず録音デバイスとして使い、文字起こしは自前でやる」という使い方も理論上は可能ですが、それならiPhoneボイスメモで十分なため、PLAUD Noteを買う意味が薄れます。購入前に月額コストを込みで総額を確認することをおすすめします。