Zoom・Teams会議をAIで自動議事録化する方法|録音→文字起こし→アクションアイテム抽出まで
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結論
Zoom・Teamsのクラウドレコード(または専用AI録音デバイス)で会議音声を取得し、AI文字起こしツールに通すと、会議終了から15〜30分以内に議事録の下書きとアクションアイテムが揃う。設定さえ済ませれば、録音〜書き起こしは自動で動き、議事録作業の時間は体感で大幅に削減できる。
「会議が終わってから議事録を書くのに1時間かかる」「録音したまま放置して後で全部聞き直している」——こういう悩み、珍しくないと思います。
私がAI録音デバイス(PLAUD Note)で会議を録音し始めて、累計969本になりました。その経験から言えるのは、録音→文字起こし→アクション抽出の3ステップを自動化できれば、会議後の作業量は体感で8〜9割削れるということです。
この記事では、非エンジニアでも今日から使える具体的な手順を紹介します。
なぜ「会議後の議事録地獄」は起きるのか#
会議録の作成がつらい理由は、ほぼ3つに集約されます。
- リアルタイムメモの限界:話しながら聞いて書くのは脳への負荷が大きく、重要な発言を聞き逃しやすい
- 後から聞き直す二度手間:例えば「録音しておいて後で聞こう」と思うと、結局1倍速で全部聞き返すことになる
- アクションアイテムが曖昧のまま終わる:「誰が、何を、いつまでに」が不明瞭なまま会議が終わり、フォローが滞る
これらはすべて、AIと録音ツールの組み合わせで構造的に解決できます。
AI議事録の3ステップ全体像#
手順
- 録音・録画を確実に取る(Zoomクラウドレコード / Teamsレコード / 対面会議はAI録音デバイス)
- AIで文字起こし+要約する(専用SaaSまたはChatGPT/Claude)
- アクションアイテムを抽出してチームに共有する
このフローを一度設定すれば、ステップ1は会議開始時に自動で動き、ステップ2〜3も数クリックで完結します。
ステップ1:録音・録画を確実に取る#
Zoomのクラウドレコード設定#
Zoom有料プランでは「クラウドレコーディング」が使えます。例えば、管理者画面→レコーディング→クラウドレコーディングをオンにするだけです。ホストが会議内で「レコード」ボタンを押すと、会議終了後に音声ファイル(M4A)と映像(MP4)がZoomクラウドに自動保存されます。
メモ
Zoom無料プランではクラウドレコーディングは利用できません。ローカル録音(PC内に保存)を使い、その音声ファイルを後でAIツールに通す流れになります。
Microsoft Teamsのレコード設定#
Teams会議中、例えば画面上部の「…」メニュー→「録画を開始」で録画できます。録画データはSharePointまたはOneDriveに自動保存されます。Teams Premiumでは自動文字起こし(インテリジェント リキャップ)も内蔵されており、日本語対応も含まれています。
対面会議にはAI録音デバイスが便利#
オンライン会議だけでなく、会議室での対面打ち合わせや外出先の商談にも対応できるのがAI録音デバイスの利点です。
実際に私が使っているPLAUD Noteは、カード型でポケットに入るサイズです。録音ボタンを一押しするだけで高精度に集音し、Bluetoothでスマホに転送後、アプリ内でAI文字起こしと要約が完結します。PCを開かずに済む点は、外出が多い場合に特に助かります。
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Zoom・Teams内蔵機能の活用#
ZoomにはAI Companionという要約機能があります(一部プランで追加費用なし)。会議終了後に自動でサマリーが生成され、ホストにメールで届きます。Teams PremiumのIntelligent Recapも同様で、会議の章立て・要約・話者別トランスクリプトが自動作成されます。
ただし、精度は会議の音質・話者数・専門用語の量に左右されます。
専用AIツールで精度を上げる#
内蔵機能では不満が出るケースも多いです。「業界専門用語が誤変換される」「複数人の発言が混ざる」「要約が粗い」といった問題がよく聞かれます。そこで使われるのが専用のAI議事録SaaSです。
音声ファイルをアップロードするだけで文字起こし→話者分離→要約を行うものが増えています。例えば、Zoomレコードをそのままインポートできるサービスもあり、ワークフローに無理なく組み込めます。
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すでに録音から文字起こしができている場合は、ChatGPTやClaudeに貼り付けて要約させることも有効です。
例えば、次のようなプロンプトが使えます:
以下は会議の文字起こしです。
1. 議論の主なポイントを箇条書きで3〜5個
2. 決定事項
3. アクションアイテム(担当者名・期限が含まれていれば抽出)
——
[文字起こしをここに貼る]
文字起こしが2,000〜3,000字以内なら無料プランのChatGPTでも動きます。長い会議録にはClaude(最大20万トークン対応)が扱いやすいです。
ステップ3:アクションアイテムを抽出してチームに共有する#
議事録の「締め作業」は、アクションアイテムの明確化と共有です。AIに出力させる際、例えば次の3項目を必ず含めるよう指示すると実用的な形式になります。
| 項目 | 例 |
|---|---|
| 担当者 | 田中さん |
| タスク内容 | 提案書の修正版を作成 |
| 期限 | 6月18日(木)まで |
これをGoogleスプレッドシートやSlackのチャンネルに貼るだけで、会議後のフォローアップ管理が格段にラクになります。
メモ
アクションアイテムが多い・複数プロジェクトが混在する場合は、スプレッドシートにフィルタ表示を使うと担当者ごとのビューを簡単に作れます。関数の知識は不要です。
ツール別比較表#
| ツール | 向いている会議 | 自動化レベル | 費用感 |
|---|---|---|---|
| Zoom AI Companion | Zoom会議のみ | ★★★(自動要約) | Zoom有料プランに内蔵 |
| Teams Intelligent Recap | Teams会議のみ | ★★★(録画〜要約) | Teams Premium必要 |
| 専用AI議事録SaaS | Zoom・Teams・対面 | ★★★★(録音〜共有) | 月額課金〜成果型 |
| PLAUD Note | 対面・外出先重視 | ★★★(アプリ内完結) | デバイス購入費+アプリ |
| ChatGPT / Claude | 既存の文字起こしを整形 | ★★(テキスト処理のみ) | 無料〜月額3,000円前後 |
向き不向き・注意点#
注意
会議音声には個人情報・社外秘情報が含まれることがあります。クラウド型のAIツールを使う前に、自社のセキュリティポリシーや情報管理規定を確認してください。外部サービスへの音声アップロードが禁じられている場合は、ローカル処理型のツールを選ぶ必要があります。
向いているケース#
- 週3〜5回以上の定例会議がある
- 会議録の作成に毎回30分以上かけている
- アクションアイテムの管理が属人化している
向いていないケース#
- 機密性が極めて高い会議(M&A・人事案件など)でクラウド利用不可の場合
- 参加者が多く音声が重なりやすいケース(精度が落ちやすい)
- 月1〜2回程度の会議で、費用対効果が合いにくい場合
まとめ#
Zoom・Teams会議をAIで自動議事録化する流れをまとめます。
- クラウドレコードまたはAI録音デバイスで音声を確実に取る
- 専用AI議事録ツール、またはChatGPT/Claudeで文字起こし+要約
- アクションアイテム(担当・タスク・期限)を抽出して共有
この3ステップを一度セットアップすれば、議事録の下書きは会議終了後15〜30分(目安)で揃います。週3〜5本の会議がある方なら、月換算で数時間の削減効果が期待できます。ただし成果には個人差があり、ツールの精度・会議環境・運用方法によって結果は異なります。
よくある質問#
Q. 無料でAI議事録は作れますか?#
無料でも組み合わせ次第で対応できます。例えば、Zoomのローカルレコード(無料プラン)で録音し、OpenAIのWhisper(無料で使えるデスクトップアプリが複数公開されています)で書き起こし、ChatGPT無料版で要約する流れが代表的です。精度や自動化の度合いは有料ツールに劣りますが、月に数回の会議なら十分機能します。
Q. 日本語の文字起こし精度はどのくらいですか?#
ツールによって差はありますが、専用AI議事録SaaSは日本語対応に注力しているものが多く、クリアな音声・2〜6名程度の会議であれば、一般的な会話内容の多くはテキスト化できます。ただし固有名詞・業界専門用語・略語は誤変換が出やすく、ポストエディット(後から修正)を前提に使うのが現実的です。
Q. 参加者の同意なしに録音してよいですか?#
会議を録音・録画する場合は、参加者への事前告知と同意取得が基本マナーです。場合によっては法的義務となることもあります。Zoom・Teamsはホストが録音を開始すると参加者に通知が表示されますが、社外の方が含まれる会議では口頭で一言確認するのが望ましいです。録音データを議事録目的以外で使用しないことも、トラブル回避の観点から重要です。