営業資料をAIで30分で完成させる方法【ChatGPT/Claude活用】
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結論
ChatGPT・ClaudeなどのAIを使えば、提案資料の骨格を30分以内に作れる。全部を任せるのではなく「構成案の作成→文章の肉づけ→数値の確認」という役割分担がポイント。プロンプトのコツさえつかめば、非エンジニアでも今日から実践できる。
以前は新規営業先への提案資料を作るとき、半日かかっていた。会社概要の確認、競合との比較、スライドの体裁を整えて……気づいたら夕方。それがChatGPTとClaudeを使い始めてから、同じ品質の骨格を30〜40分(体感)で出せるようになった。
この記事では、私が実際にやっているAIを使った提案資料の作り方を、コピペで使えるプロンプト例つきで紹介する。
なぜAIで提案資料が短時間でできるのか#
提案資料作りの時間の多くは、「構成を考える」「言葉を選ぶ」「体裁を整える」に使われている。このうちAIが得意なのは最初の2つだ。
構成(目次・スライドの流れ)は、伝える情報をAIに渡すだけで「課題提起→解決策の提示→実績→価格→次のアクション」という鉄板の流れを即座に出してくれる。言葉選びも、ぼんやりした説明を渡すと整った文章に変換してくれる。
メモ
AIは「ゼロから考える」のではなく「整える・変換する」のが得意。あなたが持っている情報を渡す準備が、時短の鍵になる。
体裁(デザイン・色・レイアウト)はAIの得意領域ではないため、そこはPowerPointやGoogleスライドの既存テンプレートに頼る。この分担を決めるだけで、作業がぐっとシンプルになる。
必要なもの・事前準備#
ツールはChatGPT(無料版でも可)またはClaudeがあれば十分。特別なアプリや有料ソフトは不要だ。
事前に手元に用意しておくもの:
- 自社サービスの概要(箇条書きでいい)
- 相手企業について調べたこと(業種・課題・規模感)
- 提案したい内容の要点(3〜5点)
- 既存のスライドテンプレート(なければGoogleスライドの無料テンプレート)
この4つをメモ帳かGoogleドキュメントにまとめておくと、AIへの指示がスムーズになる。
AIで提案資料を作る手順(実践ガイド)#
手順
- 情報をひとつのプロンプトにまとめる:自社概要・相手の課題・提案内容を箇条書きで貼る
- スライド構成案を出力させる:「このスライドを10枚構成にして」など枚数と目的を指定
- 各スライドの文章を一枚ずつ生成:「スライド3の本文を100字以内で」と指示
- 数値・固有名詞を自分で確認・差し替え:AIが出した数字は必ず原典で確認
- テンプレートに流し込んでデザインを整える:PowerPoint・Googleスライドに貼り付ける
ステップ1:情報をまとめるプロンプト例#
最初に渡す情報が多いほど、AIの出力精度は上がる。たとえばこんな形でChatGPTに渡す:
以下の情報をもとに、新規営業向けの提案資料の構成を考えてください。
【自社サービス】
・サービス名:〇〇(業務自動化ツール)
・主な機能:メール自動仕分け・日報自動生成・スケジュール調整
・料金:月額8,000円〜
【提案先】
・業種:不動産会社(従業員30名)
・課題(推測):営業担当の事務作業が多く、商談時間が取れていない
【提案のゴール】
・無料トライアルの申し込みをしてもらう
スライド8〜10枚程度の構成案をください。
各スライドのタイトルと要点を箇条書きで示してください。
この一発のプロンプトで、スライド構成が数十秒で出てくる。
ステップ2:各スライドの文章を生成する#
構成が決まったら、スライドごとに文章を作る。私がよく使う指示はこれだ:
スライド3「課題の整理」の本文を作ってください。
・読み手は営業担当者(非IT系)
・文字数は1スライドあたり80〜120字
・箇条書き3点で
「文字数」と「箇条書きか文章か」を指定するだけで、スライドに貼り付けやすい形になる。ここでAIが出す文章は8〜9割そのまま使えるが、社名・数値・事例は必ず自分で確認して差し替える。
ステップ3:テンプレートに流し込む#
文章ができたらPowerPointかGoogleスライドのテンプレートに貼るだけ。ここでデザインを0から作ろうとしないのが時短のコツだ。テンプレートを1種類あらかじめ決めておくと、毎回の資料作りが「貼り替えるだけ」になる。
各AIツールの特徴比較#
| ツール | 無料プラン | 得意なこと | 注意点 |
|---|---|---|---|
| ChatGPT(GPT-4o) | あり(制限付き) | 構成・文章生成・表の作成 | 長文は途中で切れることがある |
| Claude | あり(制限付き) | 長文・文脈を保った一貫した文章 | 日本語の業界用語は確認が必要 |
| Gemini | あり(Googleアカウント) | Googleドキュメント・スプレッドシート連携 | 提案資料向けの精度はやや低め |
どれか一つ使えれば十分。私はClaudeを日常的に使っているが、プロンプトの書き方さえ押さえればChatGPTでも同じことができる。
実際の作業時間の目安(ビフォーアフター)#
| 作業 | AI導入前 | AI導入後(体感) |
|---|---|---|
| スライド構成を考える | 30〜60分 | 5〜10分 |
| 各スライドの文章を書く | 90〜120分 | 15〜20分 |
| 数値・固有名詞の確認 | 30分 | 30分(変わらず) |
| テンプレートへの流し込み | 30分 | 20〜30分 |
| 合計 | 3〜4時間 | 70〜90分(体感) |
数値の確認はAIでは代替できないため、ここは変わらない。ただし「考えて整える部分」は体感で7割減った。「30分」というのはAIが動いている実質の時間で、確認・流し込みまで含めると1〜1.5時間が現実的な目安だ。
注意
「AIが出した数字はすべて正しい」と思って使うと危険。業界の平均値・競合の料金・法律関連の数字は必ず原典を確認すること。特に初回の提案では、ファクトミスが信頼を大きく傷つける。
向き不向きの整理#
メリット
- 資料の「型」が決まっている提案(サービス紹介・費用対効果の説明)
- 初回の外部向け資料(毎回ゼロから構成を考える必要がある場面)
- 複数の提案先に少しずつ内容を変えたいとき
- 文章が苦手・書き始めるのに時間がかかるタイプ
デメリット
- 既存顧客への細かい仕様変更の提案(自分が書いた方が速い)
- 提案先の情報が全くない状態(渡せる情報がなければAIも動けない)
- 業界固有の専門用語や規制が多い分野(必ず専門家によるチェックが必要)
もっと効率を上げたい人へ#
提案資料の作成が速くなると、次は「資料を作る前後の作業」が気になり始める。商談前の情報収集、商談後の議事録・フォローメールの作成あたりだ。
AIライティングツールを使うと、こうした文書作業全般をまとめてサポートしてくれるものがある。資料だけでなく、メール文面や報告書のドラフトまで任せられるツールも増えてきた。
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営業資料をAIで作る流れは、「情報を渡す→構成を作らせる→文章を出させる→自分で確認・差し替え→テンプレに流し込む」の5ステップだ。全部AIに任せるのではなく、「考えて整える部分」をAIに担当させ、「確認・判断する部分」を自分が持つという分担が現実的かつ安全に機能する。
最初の1本を作るまでが一番ハードルが高く感じるが、一度やってみると「これで十分だ」と気づく。今日の資料作りから試してみてほしい。
AIをもっと体系的に活用したい人には、オンラインスクールで実務フローごと学ぶという選択肢もある。無料カウンセリングで自分の用途に合うか確認できるものも多い。なお、スクール受講が収益や成果を保証するものではないため、自分の目的と照らして判断してほしい。
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ChatGPTの無料版でも提案資料は作れますか?#
無料版(GPT-4o mini)でも構成案・文章生成は十分にできる。ただし一度の会話で扱えるテキスト量に制限があるため、長い資料は「スライドごとに分けて依頼する」など工夫が必要だ。有料版(月額約3,000円)はより長文・高精度だが、まず無料版で試してから判断するのが現実的だ。
AIが生成した文章を提案先にそのまま使っても大丈夫ですか?#
構成・文章のドラフトとして使うのは問題ないが、数値・固有名詞・法的な記載は必ず自分で確認・修正してから使うこと。特に価格・実績数値・他社名はAIが誤った情報を自信満々に出すことがあるため、一次情報(公式サイト・契約書・自社データ)で必ず裏を取る。
スライドのデザイン(見た目)もAIで作れますか?#
テキストの生成はAIが得意だが、スライドのレイアウトや配色は現時点では専用ツールに任せた方が速くて綺麗に仕上がる。GoogleスライドやMicrosoft Officeの無料テンプレートにAIが出した文章を流し込む形が、非エンジニアには最も実用的な組み合わせだ。